【2022年版】初心者向け模型用塗装ブース徹底解説&比較!おすすめの塗装ブースも紹介します!


こんばんは。

エアブラシ塗装を始めて、世界が一気に変わった tomoshoo(@tomoshoo1) です。

もう筆塗りには戻れないですね。

 

 

ということで今回はツール紹介です。

今回は、エアブラシ塗装に必須な道具の1つである“塗装ブース”について徹底解説&比較していきます!!!

 

 

私は、塗装のほぼ全てをエアブラシで行なっています。

ミニプラを作り始めた頃はアクリル塗料筆塗り部分塗装でしたが、

初めてエアブラシを使った時の感動は今でも忘れられません。

レベルが20くらい一気に上がった感じ。

裏技かってレベルでクオリティが上がりました。

 

 

そんなエアブラシ塗装に必要なのが、エアブラシ、コンプレッサー、塗装ブース。

どれもエアブラシ塗装には欠かすことができません。

 

 

エアブラシとコンプレッサーについてはこちらの記事で詳しくまとめています。

【2021年版】初心者向けエアブラシ徹底解説・比較!種類や違いは?どれを選べばいいの?

【2021年版】初心者向け模型用コンプレッサー徹底解説!選ぶポイントや比較、おすすめも大公開!

こちらもむちゃくちゃ頑張って解説したので併せて読んでみてください。

本記事では、塗装ブースについて徹底的に解説していきたいと思います!

 

 

 

加えて、私が使っていた塗装ブース「マジカルサクション」についても紹介していきます!!

詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

 

 

ちなみに今使っているのはこの塗装ブース!!!

【塗装ブース】マットブラックで高級感ある折りたたみ式塗装ブースに買い替えたら最強の塗装環境ができあがった。

これ、めちゃめちゃいいです。

 

 


塗装ブースの役割について


まずは、「塗装ブースってなんなの?」という疑問について。

 

塗装ブースの役割はざっくりこんな感じ。

エアブラシで霧状になった塗料を吸い込んでくれるんです。

 

これがないと室中に塗料の霧が充満してしまうため、

部屋中が汚れてしまいますし、吸い込んでしまうことになります。

 

塗料を吸い込むのは本当に体に良くないので、絶対に使ってください。

 

 

次に、世の中ある様々な塗装ブースについて紹介していきます。

 

 


模型用塗料メーカーの塗装ブース


まずは模型メーカーから発売されている塗装ブースについてです。

収納機能はありませんが、性能の信頼度やサポートの対応でいうと、1番安心して選べると思います。

 

 

・タミヤ エアーブラシシステム ペインティングブースII

まずはタミヤから発売されている塗装ブース。

収納機能はほぼ無くサイズは大きめですが、性能は申し分ありません。

こちらは値段が安い代わりにシングルファンで吸引力の低いタイプ。

 

 

こちらはツインファンで吸引力の強いタイプです。

吸引力が強いということは、騒音も大きいということはお忘れなく。

 

 

専用の交換用フィルターはこちら。

 

 

延長用のホースはこちらです。

 

 

GSIクレオス Gツール  Mr.スーパーブース

お次はクレオスから発売されている塗装ブース。

折りたたみ・展開機能はありませんが、かなりの省スペースな塗装ブースです。

出しっ放しでよい環境であれば、この塗装ブースはかなりオススメです。

騒音は少なめで、吸引力も控えめみたいですね。

 

 

・GSIクレオス Mr.スーパーブース コンパクト

さらに省スペースになったものがこちら。

本体がコンパクトになっていることに加えて、排気口が上向きになっているので、

より狭いスペースでも塗装ブースを設置できるようになっているんですね!!!

 

 

交換用フードはこちら。

 

 

延長用のダクトホース、排気口先端に取り付けるアタッチメントはこちらです。

 

 

専用フィルターは2種類。

大きな粒子の塗料を付着させるハニカムフィルターと。。。

 

 

細かな粒子を付着させるペーパーフィルター。

ペーパーフィルターは、専用のフィルターカバーと合わせて使うと交換がスムーズになります。

 

 


折りたたみ式の塗装ブース


次は私も使用している折りたたみ式の塗装ブース。

同じ構造の塗装ブースはいくつかあるので、それぞれ紹介していきます!

 

・アネスト岩田 マジカルサクション

まずは、私も長年使用しているマジカルサクション。

特に問題なく使い続けています。

 

詳細については、後ほど詳しく解説します。

 

 

・高儀 EARTH MAN スプレーブースセット ファンモーター&換気ダクト付

こちらは全く同じ形状で、マジカルサクションよりも割安のもの。

マジカルサクションよりも風量があるみたいなので、それに伴って騒音も大きくなるのには注意です。

 

 

Ausuc スプレーブース

【塗装ブース】マットブラックで高級感ある折りたたみ式塗装ブースに買い替えたら最強の塗装環境ができあがった。

今使っているのがこれ。

控えめに言ってめちゃめちゃいいです。

 

構造はマジカルサクションなどと同じで、Amazonでしか購入できないっぽいのですが

カラーバリエーションがあるんです!

しかもマットブラック!!

 

 

ライト付きの上位版も出てました。

これ欲しかった。。。

 

 

・エアテックス スプレーブース レッドサイクロン L

ヨドバシやボークスなど、店頭で見かけることが多い塗装ブースです。

赤いボディが印象的ですね。

 

構造はマジカルサクションと同じですし、大手で取り扱われているものなので品質は問題なさそうです。

 

更にLEDが備わっており、常に明るい状態で塗装ができます。

手元は暗くなりがちなので、LEDはかなり魅力的ですね!!

 

 

・サンコー LEDライト付パワフルファン塗装ブース

こちらも全く同じ形状でLED付きの塗装ブース。

LED付きで値段もマジカルサクションより安いですし、今なら私絶対これ買います。

 

 

VIVOHOME ポータブルデュアルファン ペイントスプレーブースキット

折り畳み式塗装ブースの最上位版的なもの。

ツインファンで吸引力も抜群、LEDライト付きで設備としては申し分ない性能です。

折り畳みも可能ですが、小型タイプに比べると場所は取りますね。

 

 

折りたたみ式塗装ブースのフィルターはこの辺りは全て使えます。

私はいつもEARTHMANのフィルターを使っています。

 

 

省スペース化のアイテムもありました。

これを使えば、必要な奥行きが約半分になるみたいです。

地味にいいぞこれ。。。

 

 

・DUCTURBO 折り畳み式 塗装ブース

木製+折り畳み式のハイエンドモデルも新たにラインナップされていました。

 

見た目も高級感ありますし、折りたたんでコンパクトに収納できる、吸引力は文句なしと

お値段は高いですがそれに見合った性能ですね。

 

 


値段がお手頃な塗装ブース


お次はとにかく安く済ませたい人向けの塗装ブース。

 

本体がボール紙でできていたり、ファンがついておらず吸引能力が無いなどのデメリットはありますが、

とりあえず安く塗装環境を作りたいって人向けの塗装ブースです。

 

・プロクソン(PROXXON) スプレーブース

まずはプロクソンから発売されている塗装ブース。

 

本体が段ボール製なので耐久力がちょっと不安ですが、ちゃんとファンも付いていますし

使用頻度が少ないのであればこれでも十分かもしれません。

 

何より値段がすごく安いです。

 

 

専用フィルター、延長用ダクトはこちらです。

 

 

本体の交換用ってのもあります。

ボール紙製なので、本体まで交換できるんですね。

 

 

・3M 塗装ブース スプレーブース

お次は3Mの塗装ブース。

 

本来はスプレーのり用のブースですが、簡易的に塗装ブースとして使用している方が多いようです。

 

値段は最も安いですが、段ボール製なので耐久力もあまりありませんし

ファンが内蔵されていないため吸引機能もありません。

 

使ってみると塗料のミストの吹き返しがすごいと思います。

 

金がない!とにかく安く揃えたいんだ!!って人には良いのかなって感じです。

個人的にはオススメはできないですね。

 

 

組立式 スプレーブース A3(420×297mm)対応

こちらもダンボール紙製、排気機能なしの塗装ブースですが

折りたたんでコンパクトにすることができるタイプです。

 

大きさはA3とかなり広いので、使い勝手は一番良さそう。

 

 

ビーバーコーポレーション 塗装ボックス

これも段ボール製でエアブラシ塗装時のミスト飛沫軽減ができるというもの。

フィルター付きですぐに塗装ができるのはいいですね。

 

 

 


超高性能塗装ブース


最後は、設置場所の広さもあり予算も余裕がある方にオススメの塗装ブース。

 

ガットワークス ネロブースmini

業務用シロッコファンが採用されており、

大風量で確実な排気機能を持っているにも関わらず静音性が高いという最強の塗装ブース。

 

磁石が取り付けられるので、色々なものを引っ掛けておくこともできます。

 

大量生産型ではないのですぐ手に入るわけですし、決して安くはありませんが、

風量と静かさを両立させた性能は最強ですね。

 

いつかは自分専用の模型部屋を作って、こういう超高性能塗装ブース置いてみたいです。

 

 


tomoshooおすすめ塗装ブース「マジカルサクション」について!


色々な塗装ブースを紹介してきましたが、私が長年愛用している塗装ブースはこちらです!!!

アネスト岩田 マジカルサクション

かれこれ5年以上も使い続けている塗装ブースです。

 

後半では、この塗装ブース「マジカルサクション」について詳しく紹介していきます!

 

 


マジカルサクションを選んだ理由


まず、数ある塗装ブースの中から

なぜマジカルサクションを選んだのかについてです。

 

 

 1.コンパクトに収納できるということ

最大の理由が、コンパクトに収納できるということです。

 

ご存知の方も多いかもしれませんが、

私はワンルームの家で生活し模型製作も行なっています。

 

模型部屋をお持ちの方々とは違い、

一つの部屋で飯も食ってますし、模型も作ってますし、撮影もしていますし、寝ています。

 

そんな私にとって塗装ブースは、

「コンパクトに格納できて片付けることができるということ」

がとても大切なのです。

 

 

私のマジカルサクション、使わないときはこんな感じに収納しています。

模型用の棚の1段に、見事に収納できているんですね。

 

 

面積はたったこれだけ。

塗装ブースを買ったところで、部屋が圧迫されるようなことは流石にないと思います。

 

 

奥行きは25cm。

棚からはみ出ることもなく、ぴったり納まっています。

 

スペースが十分に確保できない人にとって、

マジカルサクションは最強の塗装ブースなのです。

 

 

2.信頼できるメーカーから発売されているということ

マジカルサクションを発売しているのは、

模型用のエアブラシやコンプレッサーも製造しているアネスト岩田

同じ形状の塗装ブースは多く発売されていますが、

国内の模型用品メーカーから発売されている塗装ブースであれば、まず間違いはないでしょう。

 

事実、私は3年以上使用していますが全く問題を感じたことはありません。

 

 

 3.フィルターも購入することができるということ

フィルターは定期的に交換する必要があるのですが、

アマゾンで常に購入することができます。

欲しい時にすぐ買えるっていうのはやっぱり大切です。

 

 

 

 


マジカルサクションの製品仕様


次は、マジカルサクションの製品仕様について詳しく見ていきましょう。

 

 

・パーツ構成

マジカルサクションは、この3つのパーツから構成されています。

これらが全て、先ほどの棚の一段に収まっていたんですねー。

 

 

1つずつ詳しく見ていきます。

まずは塗装ブース本体。

横幅は42cm、高さは取っ手も含めると25cmです。

 

 

ミニプラのセット箱と比べるとこんな感じ。

大きさのイメージがわかりますでしょうか。

 

 

反対側はこうなってます。

排気口はネジで取り外しができるので、

ここを分解させるとさらにコンパクトに収納できると思います。

 

 

真横から。

奥行きは25cm。

 

 

セット箱と同じくらいの幅ですね。

 

 

上部には持ち手があるので、簡単に持ち運ぶことができます。

毎回出し入れをしている私としては、これすごく便利です。

 

 

さらに側面には、謎の黒い扉が。

 

 

 

扉を開くと。。。

 

 

中にはACアダプターが入っているんです。

私のブログでは「余剰パーツ」といえば伝わりやすいのでしょうか、

できるだけ一体化させようという工夫がとても気に入っています。

 

電源アダプターってけっこう邪魔ですからね。

 

 

展開させるとこうなります。

高さは34cm、奥行きは60cmです。

 

 

セット箱と比べるとこんな感じ。

でっかくなりましたね。

 

 

側面も上部も、塗装が飛び散らないようにカバーされています。

これで周囲が汚れてしまうことも防げます。

 

 

真正面でセット箱と比較するとこんな感じ。

塗装に十分なスペースは確保できています。

 

 

底面も、かなり広々。

調色や希釈などもできる十分に広いスペースを確保できます。

 

実際に私はこの上で調色や希釈してます。

 

謎の丸い物体は回転台で、これも付属しています。

 

 

お次は窓用ダクト

これを窓の隙間に設置し、塗料のミストを吐き出します。

 

 

先端は細めで、ほとんど窓を開けずにすみます。

 

 

 

お次はフレキシブルダクト

本体と、窓用ダクトをつなぐパーツですね。

 

 

蛇腹構造になっていて、クネクネ曲げることができます。

一旦角度をつけると、その形を保持できます。

 

 

 

 


私の塗装環境について


一通り紹介し終えたので、私の塗装環境を紹介したいと思います。

 

それがこちらです。

はい、何の変哲も無い部屋の一角です。

 

 

そこにマジカルサクションを展開させると、

こうなります。

何もなかった空間に、いきなり塗装環境が出現しました。

さすがマジカルサクション。

 

 

展開の手順もとても簡単。

せっかくなので、動画にしてみました。

20秒以内で展開できます。

本当にお手軽なんです。

 

 

実際に塗装する際は、右側に回転台・左側にペイントステーションという配置で塗装しています。

この布陣が最強です。

 

 

排気口はこんな感じにセッティングしています。

フレキシブルダクトのおかげで、高さの違いも全く影響なしです。

 

 

最後に、収納手順も動画にしてみました。

展開手順の逆をやるだけなので、同じく一瞬で終わります。

 

 

ということで、塗装ブースについての紹介は以上です。

 

エアブラシ塗装に必ず必要なものですが、決して安くはない買い物ですし

失敗して欲しくないので、かなり丁寧に紹介したつもりです。

 

何を隠そう私自身が、何年間もマジカルサクションを使ってミニプラの塗装を行なっているので

ある意味で便利さ・実用性は実証済みなのかなって思ってます。

 

塗装ブースにしてはコンパクトに収納できるとはいっても、

重さが約5kgあり店頭で買うと大変だと思うので、Amazon等での購入をおすすめします。

 

あなたもエアブラシ塗装環境を手にいれて、

レベルの違う仕上がりを実感してみませんか?

 

 

エアブラシなどの他のツールについては、こちらの記事で紹介しています。

【まとめ】私のエアブラシ塗装で使う道具を紹介します。

参考にしてもらえるとうれしいです!

 

 

ということで今回は以上です。

それでは〜ノシ



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