【2021年版】初心者向け模型用コンプレッサー徹底解説!選ぶポイントや比較、おすすめも大公開!
こんばんは
頑張って解説した tomoshoo(@tomoshoo1) です。
一番わかりにくいですよねコンプレッサーって。
ということで今回は模型製作ツールについて。
今回は、エアブラシ塗装には欠かすことできない「コンプレッサー」について
徹底解説していきます!!!
エアブラシ・コンプレッサー・塗装ブースさえあれば、最低限エアブラシ塗装をすることができます。
(本当は防塵マスクとかも必要なのですが、それはまた改めて紹介します。)
これまでのどかな日常では、エアブラシ本体・塗装ブースと
エアブラシ塗装に必要なツールを徹底解説してきました。
どの記事もたくさんの方に読んで頂いており、
エアブラシ塗装を始めるきっかけになれたかなと思っております。
あと紹介できていなかったのはコンプレッサーだけ!!
ということで、早速徹底解説していきます。
そもそもコンプレッサーって何?
まず最初は、コンプレッサーって何だ!?というところから。
「コンプレッサー」とは、空気を圧縮して動力源としての圧縮空気をつくりだす装置で、
エアブラシの動力源になります。
イメージはこんな感じ。
コンプレッサー君がとてつもない肺活量で吹いてくれるおかげで、エアブラシから塗料が出ています。
エアブラシは単体では動かすことができませんが、
コンプレッサーに繋ぐことで圧縮された空気を噴射することができるようになるんですねー。
コンプレッサーを選ぶポイントは?
コンプレッサーがどのようなものかは分かった。
でも、いろんなコンプレッサーがありすぎて、どれを選べばよいかわからない!!!
そんなあなたに、コンプレッサーを選ぶ際のポイントを紹介していきます。
・値段
まず大切なのは予算感だと思います。
性能はさておき、コンパクトなコンプレッサーは値段も安めでお手頃価格です。
大型のコンプレッサーに比べると出力も少なく連続可動時間も短いですが、
クレオスとタミヤのコンプレッサーなので、信頼できるものだと思います。
私もエアブラシ塗装初めて数年間はプチコンのセット使ってました。
当時はシルバーしかなかったのですが、今はカラーバリエーションも増えていいですよね。
エアブラシとコンプレッサーのセットも低価格で揃っておススメです。
国内メーカーのタミヤやエアテックスからも出してますし、
激安エアブラシで有名なゴシェールとかからも出てます。
とりあえずこういうので安く揃えてみて
エアブラシ塗装を実感してみるってのも悪くないと思います。
コンプレッサーはわりと値段によって性能も比例してくるので、
予算がある方は少し高めでもいいコンプレッサーを選ぶと長い目で見るとよいと思います。
クレオスであればL5。
タミヤであればコンプレッサーレボやコンプレッサーアドバンス。
エアテックスやウェーブもよいですね。
この辺りだと普段のプラモデル塗装であれば十分過ぎる性能です。
最高級レベルだと、クレオスのL7やタミヤのパワーコンプレッサー等が挙げられます。
この辺りはプロの方も多数使われており、性能は文句なしです。
私も欲しい。
・大きさ
十分に模型スペースがある方であれば問題ありませんが、模型事情はひとそれぞれ。
スペースに制限がある場合は、片付けしやすいコンパクトなものだと嬉しいですよね。
この辺りはかなりコンパクトで片付けも楽です。
置き場所が確保できるのであれば、
サイズも大きめで出力も大きめのコンプレッサーを買うのがよいと思います。
見た目も各社それぞれ全然違うので、自分の好みの色・フォルムとかで決めてもよいと思います。
個人的には見た目もシンプルなキューブ型で超高性能なTWIN CUBEが欲しいです。
かなりのお値段ですけどね笑
・出力
コンプレッサーのスペックを見てみると、「0.10Mpa」とか「0.15MPa」という表記を見かけると思います。
これは、コンプレッサーによって押し出す空気の強さを表しています。
出力は人それぞれなので厳密なことは言えませんが、
0.08Mpa程度まであればプラモデル塗装は十分だと私は感じています。
ちなみに私は0.07Mpaくらいで塗装してます。
この出力って実は、先ほど紹介したコンプレッサーは満たせているんです。
ウレタン塗料のような粘度が高く高い出力でないと塗装できない時のみ
0.15Mpa程度の出力を必要とします。
カーモデルやバイクモデルのトップコートでウレタン塗料を使いたいなどを考えている場合は、
最大出力が「0.15Mpa」程度まで対応しているコンプレッサーを選ぶ必要があります。
ロボット系の塗装だとウレタン塗料はあまり使われないので、
そこまで高出力である必要は無いかもしれないですね。
・連続作動時間
長時間塗装をする際に重要になってくるのがこの要素、「連続作動時間」です。
例えばこれらのコンプレッサーだと、30分以上は連続で使用することができません。
30分経過したら、電源を切って休ませる必要があります。
一方これらのコンプレッサーであれば特に使用時間の制約はないので、
時間を気にせず使い続けることができます。
長時間塗装する人にとっては、連続使用時間も大切なポイントです。
・メーカー
最後はメーカーについて。
機械なので、故障したときのサポートは手厚いに越したことはありません。
国内メーカーであるタミヤ、クレオス、エアテックス、ウェーブ、アネスト岩田辺りであれば、
故障時にもすぐ問い合わせることができ、安心かもしれません。
無名の海外ブランドだと、そのあたりは迅速ではないかもしれないですね。
(正直私はあまりメーカーは気にしていません)
以上のように選ぶ観点は色々ありますが、自分がどれを重要視するかによって
自分にあったコンプレッサーを見つけてみてください!
tomoshooオススメのコンプレッサーは?
色々なコンプレッサーを紹介しましたが、
じゃああなたは現在何を使ってるんですか!という疑問について。
今まであまり紹介していきませんでしたが、私が現在進行形で使用しているコンプレッサーはこちらです!!!
オイルレス・ミニエアーコンプレッサー3Lタンク付き
価格の割に性能が圧倒的に素晴らしく、プロモデラーの方も結構使っているのを見かける
絶大な人気を誇る海外ブランドのコンプレッサーです。
私もかれこれ2年近く使っています。
コンプレッサー本体、エアブラシ接続用ホース、圧力計のセットです。
これに加えて、エアブラシを購入するだけですぐ吹くことができるようになっています。
日本語の説明書も付属するので、使い方についても安心。
海外製の説明書にありがちなカタコトさはなくて、
フルカラー・写真付きでわかりやすく解説されています。
2Lペットボトルと比較すると大きさはこんな感じ。
サブタンクもあるので、大きさは結構大きめ。
上部には持ち手付き。
折りたたむこともできます。
標準装備で圧力計が付いているため、追加で購入する必要がありません。
接地面は吸盤っぽくなっていて、振動を吸収できるようになっています。
振動音はそこそこあります。
塗装ブースの音よりは小さい程度ですね。
こちらがメインタンク。
2段重ねの下にあるのはサブタンク。
ここに圧縮した空気を貯めておくことで、
安定して長時間空気を供給することができるんです。
さらに空気が溜まりきったら自動で動作を停止してくれます。
連続使用時間は20分となっていますが、
サブタンクと自動停止機能のおかげで連続駆動時間を一切気にせず使えてます。
2年ほど使ってますが、不調は一切なし。
安くても高性能なものを使いたい!!って人にはかなりオススメのコンプレッサーです。
専用のバッグも見つけました。
収納力もかなりあって、エアブラシ関連ツールも収納できて良さそうです!!
サブタンクなしのものはこちら。
コンパクトさを求めるならこちらですが、
値段はほとんど変わらないので、個人的にはサブタンクありの方をオススメします。
これさえ買えばすぐにエアブラシ塗装を始められる、エアブラシとのセットもあります。
これで1万ちょっとなのは破格すぎます。
オプションパーツは?
お次はコンプレッサーの周辺機器について。
・接続用チューブ
まずはエアブラシとコンプレッサーを繋ぐチューブ。
こちらはストレートタイプで、まっすぐな形状です。
素材にはウレタン製とナイロン製があり、
ウレタン製は耐久性が高いぶん少し硬め、ナイロン製はしなやかです。
こちらは電話機のコードのようなスパイラルタイプ。
ウレタン製なので耐久性は高いうえに、伸縮性が高く、取り回しもスムーズです。
ストレートタイプよりも若干値段は高めですが、ウレタン製ならこちらの方が使いやすいです。
・ゴムマット
お次は振動軽減のゴムマット。
これ、私も使ってます。
コンプレッサーの下に敷くことで、振動を吸収してくれるんですねー。
値段も安いので、取り入れて損はないと思います。
・水抜き、ダストキャッチャー
コンプレッサーから供給される空気に含まれるほこりをフィルターで除去し、
ホース内で発生した水滴を取り除いてくれます。
エアーブラシとホースの間に取り付けるだけなので、保険的な意味が大きいですね。
・圧力計
コンプレッサーの空気圧を調整するための器具。
圧力計で確認しながらできるので、微妙な拭き加減の調節が可能になります。
先ほど紹介した、水抜き機能を兼ね備えているものもあります。
私が使用しているコンプレッサーのように、標準で付属しているものも多いので
そこは事前に確認が必要ですね。
こんなコンプレッサーもあるよ
最近じわじわと人気が出てきている、
エアブラシと一体型の超小型充電式コンプレッサーってのもあります。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
片手で持てるくらいコンパクトで、USBケーブルで充電でき、出力も最低限はあります。
気軽にエアブラシ塗装をしてみたいって方には
これも選択肢の1つとしてありですね。
サッと取り出してサッと塗装する的な、サブのエアブラシとしても優秀だと思います。
動画もありますので是非ご覧ください!
プラモデル用コンプレッサーの紹介は以上です。
コンプレッサーの役割から種類、オプションアイテムまで、
知識ゼロでも理解できるように頑張って解説してみました。
とっつきにくい器具ですが、エアブラシ塗装をするには必ず必要になってくるものなので、
皆さんそれぞれにとって最適なコンプレッサーを見つけるお手伝いができたなら嬉しいです。
ということで今回は以上です。
それでは〜ノシ
前から気になっていたのですが、tomoshooさんがこのレビューで紹介(使用)しているオイルレス・コンプレッサー~ですが、オイルレスって機能的?には問題ないのでしょうか?
コンプレッサーの買い替えを検討しているのですが、今使用しているのがオイルを使っている物なので、ちょっと気になっていてコメントしました☆
ひできさん
数年使用していますが、全く問題ないですよ!