【TIPS】表面処理とはなんぞや？を分かりやすく解説します【超初心者向け】
こんばんは
ipadが楽しすぎる tomoshoo(@tomoshoo1) です。
個人的大革命が起きています。
ということで今回はTIPS。
TIPSと呼べるレベルではないかもしれません笑
タイトルにもある通り、今回はプラモデル製作における「表面処理」について。
のどかな日常でも度々出てくるワード「表面処理」。
先日のオフ会で参加者の皆さんと話していて、
表面処理の意味って意外と知られていないということを知りました。。
ということで今回は
「表面処理ってなんぞや！？」
という疑問。そして
「表面処理したら何が良くなるの！？」
という疑問を簡単に解説したいと思います。
表面処理とは
まず、模型製作における表面処理の大原則とは。。。
平らであるべき（あって欲しい）箇所をより平らに、
曲線であるべき（あって欲しい）箇所をより滑らかな曲線に
していく作業のことです。
パーツの表面を横から見た図を描いてみました。
プラスチックで出来ているパーツは、どうしても「歪み」というものが生じてしまうのですが、
膨らんでいる箇所はヤスリで削ったり、凹んでいる箇所はパテで埋めたりすることで、
あるべき形状にする作業が、「表面処理」と呼ばれるものなのです。
具体的に何をするの？？
じゃあ具体的にどうするかという話です。
例えばこのパーツ。
このパーツは、全て平らな面で構成されています。
そして私は、「このパーツは平らな面で構成されるべき」だと考えます。
ですが現実はそう甘くはありません。
このパーツの面をかるーくヤスリ掛けしてみると。。。
こうなります。
1つの面なのに、
白っぽくなっている箇所となっていない箇所があるのがわかりますでしょうか。
詳しく見てみましょう。
青線で囲った箇所はやすりがけできているため、白っぽくなっています。
対照的に、オレンジで囲った箇所はやすりがけできていないために色が変わっていないのです。
パッと見平らそうだったパーツでしたが、
実は表面はとても歪んでいたのです。
そこで、全ての箇所が同じ色になるまでやすりがけを続けると。。。
こうなります。
先ほどよりも平らな面になったため、模様が消えました。
さらに400番→600番とさらに細かい目でやすりがけを行ったため、白っぽさもなくなりました。
同じようにして、平面だけでなく曲面に表面処理を施したものがこちらです。
スポンジやすりを使って、歪みのないより滑らかな曲面を作り出しました。
表面処理のおかげで、平らであるべき箇所がちゃんと平らに、
滑らかな曲面であるべき箇所がちゃんと滑らかになりました。
表面処理したら何が変わるの？
これまでの説明を聞いていて
「表面処理って本当に必要なの！？」
って思われる方もいらっしゃると思います。
正直なことを言うと、全然やらなくてもいいです笑
特に最近のプラモデルは出来が良いので
正面処理なんてやらなくても十分にカッコ良く仕上がります。
ですが、表面処理を根気強くやった後に塗装することで
より金属っぽい、高級感のあるロボに仕上げることができるんです。
「何故だかよくわからないけど、プラスチックっぽくなくて高そう」
という印象を与えることができるんです。
いわゆる「プラモデラー」と呼ばれる方々も、必ずと言っていいほど表面処理はしています。
そして、光の反射がとても美しくなります。
綺麗な面、曲面を作り出すことで、
均一に光が当たり、まるでCGのような写真を撮ることができるんです。
この光の反射の綺麗な写真を撮るためだけに、
いつもヒーヒー言いながらつらい表面処理を頑張っています。
やらなくてもいいし、決して楽な作業ではない代わりに
あなたのロボの完成度をワンランク上に上げてくれる。
それが「表面処理」なのです。
本当に満足いくロボを作り上げてみたいというあなた。
是非挑戦してみてください。
一緒に頑張りましょう。
ということで今回は以上です。
それでは〜ﾉｼ
せっかくの機会なので、表面処理する・しないのジャッジについてお聞きします。そもとも「すべてのパーツは歪んだり、凹んだりしているもの」という認識で、問答無用ですべてのパーツに表面処理を施していらっしゃいますか？それとも、「ここには歪みや凹みがありそうだ」と、成形の都合上で歪みや凹みが生じやすい面にある程度のアタリをつけた上で、パーツごとに表面処理をする・しないのジャッジを下されていますか？
ズミさん
物によりけりという感じでしょうか。
ミニプラ等は国産で歪みも少ないので、気になる箇所だけ表面処理していますが、スーパーミニプラは中国産で全体的に歪みが目立つのでほとんど全てのパーツに処理をしています。
基本的なスタンスとしては表面処理したくないので、できるだけしない方向で進めようとはしています笑