【TIPS】私のクリアパーツキラめき表現のすべてをここに置いてきた!!【保存版】
こんばんは
今年は自分の引き出しがかなり広くなった実感がある tomoshoo(@tomoshoo1) です。
色々なこと試しました。
今回はTIPS記事。
乗り物×宝石がモチーフとなった、キラメイジャーシリーズ。
ミニプラについても宝石の質感を表現するため、
全弾においてクリアパーツが収録されるという非常に豪華なシリーズとなりました。
クリアパーツのおかげで素組みでも宝石のような質感が得られるようになりましたが、
更なる透明度、滑らかさ、輝き、劇中再現度を求め様々な手法を取り入れて改修をしていきました。
私自身もクリアパーツの改修にここまで本格的に取り組んだのは初めてで、
1年間を通じて色々な経験が得られました。
そんな私がクリアパーツと向き合った1年間の成果を皆様に役立てていただくため、
クリアパーツ改修の集大成としてまとめてみることにしました。
共通の改修について
まずは、全てのクリアパーツに共通して行った改修について。
汎用性が高く、どんなクリアパーツでも確実に見栄えが良くなる改修です。
クリアパーツの磨き込み
前処理として、全てのクリアパーツは磨き込みを行っています。
使うのはGUNPRIMERのRASER、BALANCER(GRAY)、BALANER。
左から順番に処理していくことで、失敗なく簡単にゲート跡を消したり、整面処理ができるんです。
左が磨き込み前、右が磨き込み後のパーツ。
表面滑らかさや透明度が格段に上がっているのがわかると思います。
クリアーで塗装してツヤ出し
クリアパーツの色味を生かすため、基本的には着色は行いませんが
ツヤを出すために透明なクリアーを吹き付けています。
クリアを吹き付けることで、表面処理での細かな傷も消すことができ
ガラスのような非常に滑らかな質感となるんです。
液垂れしないギリギリまで厚吹きすると綺麗に仕上がります。
個別の改修について
次に、各キラメイウェポンでのクリアパーツの改修アプローチと
その仕上がりについて紹介していきます。
キラメイジャーには様々なクリアパーツが使われましたが
私自身の実験的な意味も兼ねて、様々なアプローチで仕上げています。
クリアパーツについては私も手探りで、絶対的な正解ってないと思っているので
「これをこうしたらこうなるんだー」的な感じで見てもらえると嬉しいです。
魔進ファイヤ:キラキラおりがみを内部に仕込み
魔進ファイヤのクリアパーツには、内部にキラキラおりがみを仕込むことで
劇中のキラキラ感を表現してみました。
左が仕込む前、右が仕込んだ後。
切って挟み込んでいるだけなので、非常に簡単にできる改修です。
使い所は限られますが、簡単に立体的な輝きを得られる方法です。
おりがみは100円ショップで購入可能です。
魔進ジェッタ:クリアレジンで延長&鋭角化穴埋め
ラメフレーク&偏向塗料で塗装
ジェッタのクリアパーツはかなり手間をかけました。
劇中と比べてひとまわり小さく、鋭角さもなかったので。。。
クリアレジンを使って成形し直し。
このままだと色味の差が目立つ上に粒子感を出したかったので、
クリアブルー→ラメフレーク→メタリックプリズム アズライトルビーで塗装。
劇中のような派手目なキラキラ感、光の当たり具合によって色味が変わる感じを表現してみました。
魔進マッハ&魔進ヘリコ&魔進ショベロー:グリッターグルーを内部に仕込み
魔進マッハ、魔進ヘリコ、魔進ショベローのクリアパーツ内部には、グリッターグルーを仕込んでいます。
これ、ラメ入りの工作用のりなんです。
どろっとしているのですが、1日程度乾燥させると完全に乾燥してパリパリになります。
これをクリアパーツ内部にたっぷり仕込むことで、
入り組んだ形状でも簡単に粒子感を出すことができるんです。
やり直しが効くので、気軽に試せると思います。
ファイヤのタイヤなどにも使っています。
お手軽なのに、細かい粒子で派手な輝き方をします。
魔進ジョーキー:クリアレジンで穴埋め&クリアカラーとメタリックプリズムホログラムで塗装&キラキラおりがみ
魔進ジョーキーの肉抜き箇所は、着色したクリアレジンで穴埋め。
塗装では色味を統一させるためにクリアカラーを全体に吹きつけた後に。。。
メタリックプリズムホログラムで複雑な輝きを表現しました。
仕上げにキラキラおりがみを仕込んでいます。
立体的で複雑な輝きになりました。
魔進エクスプレス:ガラスパールでパール塗装&キラキラおりがみ
魔進エクスプレスはガラスパールを吹き付けてパール塗装。
主張し過ぎない品のあるパール塗装になります。
内部にはキラキラおりがみを仕込んで立体的なきらめきに。
クリアホワイトをできるだけ生かした仕上げとしました。
ギガントドリラー:ホログラムフィルムを内部に仕込み
ギガントドリラーのクリアパーツには、ホログラムフィルムとUVレジンを混ぜたものを仕込んでみました。
仕込む前と。。。
仕込んだ後。
まるで宝石のような輝きです。
ホログラムフィルム、UVレジン、UVライトが必要となり手間もかかりますが、
高級感がこれほど簡単に出せるのには驚きました。
キラメイウェポン:クリアレジン&キラキラおりがみ&ホログラムフィルム&メタリックプリズムホログラム
キラメイウェポンの全体的な塗装として、メタリックプリズムホログラムで塗装してます。
クリアパーツの色味を極力生かしながら、派手な輝き方をプラスすることができます。
魔進マゼランの銃口部分は、クリアレジンで穴埋め。
魔進ダストンにはキラキラおりがみ。
魔進マゼランのタンク内部にはホログラムフィルム&UVレジンを仕込んでいます。
これまでのノウハウを色々と盛り込んでいます。
ホログラムフィルムの成形色の色味をいかせるっていうのは、かなり強みですね。
魔進ザビューン:ホログラムフィルム&メタリックプリズムホログラム
ザビューンのクリアパーツには、ホログラムフィルム&UVレジンを仕込んでいます。
さらにメタリックプリズムホログラムを吹き付けることで、立体的で複雑な輝きを表現してみました。
内部の粒子大きめな輝きと、表面のキメの細かい輝きで
新たなパターンを作ってみました。
魔進オラディン:ホログラムフィルムのみ
魔進オラディンのクリアパーツは、内部にホログラムを仕込んだのみ。
今まで使っていたものとは別の色を使ってみました。
表面はクリアーのみなので、滑らかさは過去最高。
塗装での輝き表現は行わず、ホログラムフィルムの輝きを最大限生かす仕上げとしてみました。
クリアパーツ改修のまとめは以上です。
本当に様々な素材、方法を用いて、クリアパーツの表現方法を模索した1年間でした。
単体でも全然効果が違いますし、さらにそれらを組み合わせることで無限の表現方法があるなと感じました。
クリアパーツの塗装や改修なんて、気軽に試せるものではないと思うので
皆様にとってクリアパーツ改修の永久保存版になれば嬉しいです!!!
ということで今回は以上です。
それでは~ノシ
キラキラに拘り、創意工夫の一年、お疲れさまでした。
これまで、クリア-パーツには苦手意識が強くて、
サフ黒吹いて、メタル色で済ましてましたが、
今後は記事を参考に、製作してみようと思います。
ててれとさん
ありがとうございます!ぜひ参考にしてみてください!